2006-09-22
アマゾンやら何やらできて、日本国内で均一に本が入手できつつあるようになり、そして、ロングテールの在庫ができるようになったので、マイナーな書籍も存在が分かっていれば入手しやすくはなっているけれども、地方出版の本は存在自体に気がつかないことが多い。また、古本屋も、日本の古本屋ネットなどで、探している本があれば見つけやすくなり、価格が均一化している傾向はあるけれども、でも、それでも、ふらっと入った古本屋で思わぬ本に出会うこともある。
そういえば、S台のL晶国際会議の時には立花太朗さんのエッセイ集を古本屋で拾った。グリス中に発生するアキラルな有機物のラセン状の結晶の話が結構載っていて、得した気分になった。
で、A田では、古本屋を探している余裕はなかったのだけれど、生協の書籍に行ったら、見慣れない本があり、思わず買い込んでしまった。そのうちの一冊は八郎潟で農業をやっている開拓の方の本で、地方出版社の本。まあ、これはご当地本としておいてあるのだと思う。もう一つは、授業のテキストでタイトルは一般火薬学。確かにA田大学は鉱山学部で有名だったところで(今は改称している)、鉱山と言えば発破がつき物のわけである。で、思わず買い込んでしまったわけだけれども、その本は、帰りには手荷物ではなく、宅急便で自宅に送る荷物の方に入れられていた。だって、飛行機に乗るときに、そんな本が転がり出てきたら、ちょっと、別室になんていう事態にならないとも限らないし。
で、持って帰ってきた本だけれど、通勤途中で読もうと思ったのだけれど、さすがに、カバー無しで電車の中で開いていると、怪しい人になってしまいそうなので、勤め先に転がっているカバー付きの本から、適当なものを引っぱがしてつけることにした。それが危険物の安全。これなら、中身を見られても、ある程度は関連ある内容なので違和感がそれほどはわかないのではないかと思う。
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