L晶討論会の世話人を引受けた時から、ホームページの活用は考えていました。そのための下準備として、97年の春から学科のドメインの管理責任者になりました。そして、春に学内のネット管理部局に学科のドメインにサブネットを2つ追加する申請をし、学科のネットに余裕を持たせて、ホームページ用のマシン等を設置する余裕を作りました(もちろん、学科のIPアドレスが足りなくなったのを緩和するのが本来の目的ではありますが)。
ホームページ用のマシンとしては、IBM-PC互換機上でOS/2+IBM-ICS(インターネットコネクションサーバ)を使うことを予定していました。PC互換機を用いるのは、もちろんワークステーションの持ち合わせがないからです。OS/2とIBMのサーバソフトを予定していたのは、ある程度の使用経験があることと費用が安くてすむためでした。費用の点からはフリーUNIXという手もありますが、UNIXをしっかり動かすには経験が足りないので、もっと楽に使えそうなものにしました。OS/2でしたらライセンスを2つ持っているので、それを一つ使えますし、またウェブサーバソフトは無償で公開されていますので、余計な負担は必要ありませんでした。なお、サーバ用のマシンとしてはペンティアム166MHz、SCSIの2Gのハードディスク、メモリー(ECC)144Mのマシンを用いています。
ホームページを作るからにはホームページからの申込みをやろうと決めていました。そのためには、ある程度の芸が必要になります。そこで、上記の組合せでホームページからの申込みができるような画面とプログラムの作成を春休み頃にぼちぼちとやっていたのですが、サーバソフトからプログラムへのデータの受渡しがうまくいかずに、作業が中断していました。
ウェブサーバとは別件でロータスノーツサーバをいじっていましたが、こちらのウェブサーバ機能を用いれば比較的簡単にホームページ上からの申込みが実現できることに気が付き、サーバソフトをICSからノーツサーバに変えることにしました。ちなみにノーツサーバはアカデミックディスカウントを使えば定価の3割程度の価格で購入できます。
ホームページの作成にはIBMのホームページビルダーを主に用いています。このソフトを用いている理由は、OS/2上でネイティブで動くことで、機能等が他社製品と比較して優れているかは不明です。
ホームページからの申込みを作成して、運用する前にテスト公開をしました。とはいえ、テストに協力して頂いた方はいなく、実質的にぶっつけ本番で登録に用いることになりました。その割には問題なく動作したのでほっとしています。反省点としては
といったところがあります。